いとうのL.P. -4ページ目

評価

評価

 そろそろ今年もボーナスの時期である。
人事考課と言ってその人の勤務成績を評価して、その成績によってボーナスの額に差を付ける企業が大半である。

 人事考課の結果の理解の仕方を間違っている人が多いのでここに書いておきたいと思う。

 それは、あくまでもその人の仕事の内容に対する会社の一つの評価ということである。
けっして、人の評価ではありえない人事を専門にしている人であっても、これらを混同している場合が少なくない。


 日本国憲法13条には「すべての国民は個人として尊重される」と書いてある。
すべての国民は、人である限り無条件に人として尊ばれなければならないということを意味する。

考えてみれば、たいへんあたりまえのことである。人にはそれぞれ苦手なことがあるだろう、他人に比べて劣っている部分があるだろう。何かの能力が劣っているからと言って、人として差別的な扱いを受けた場合、納得できることではない。

 最近、企業はコンプライアンスcomplianceというヘンな英語を使って、法令遵守を強調しているが、
企業が人を評価するなどということが絶対にあってはならない。


 それから、人事考課はその人の仕事の評価ということになるが、それもあくまでもたくさんの評価の中の一つの評価に過ぎないことを忘れてはいけない。
私の同僚のエンジニアは、会社からは低い仕事の評価しかされなかったけれども、彼の仕事は世界的には高い評価を受けていた。
ある日、彼がエンジニアとして世界的に最高の評価を受けたというニュースがテレビに出た。それを見て、彼の上司のほとんどががビックリ仰天した。そんな人がいたかいな?というのが多くの人の第一声であった。まったく寝耳に水であったのだ。当の本人は事前にある程度知らされていたらしい。しかし、慎み深い本人さんであるから、周りの人に言いふらしはしなかったし、会社に正式に届け出ることもしなかったようである。

それは仕事に対する会社の評価というものが、たいへん手前勝手で一面的で、いかにいい加減なものであるかの証明であった。

私の立つ位置

私の立つ位置

 私は企業に勤めているサラリーマンですので、いちおう企業の利益のために働いております。
しかし、企業の利益とサラリーマンの収入の関係を表す、公式を忘れることができませんので、
利益のために働いているとは、かならずしも申し上げられません。

 世の中には、会社の発展=サラリーマンの生活の向上 という考え方を、ほんとに信じていらっしゃる方がおられます。
しかし、そういう方は、この公式をどういう具合に理解なさっているのでしょうか。他人事ながら心配になります。

 書くのが遅れました。公式。それは次のようなものです。

会社の利益=売り上げ-かかった費用

 サラリーマンの給料は、「かかった費用」に含まれます。けっして会社の利益から支払われるわけではないのです。
会社の利益を増やすためには、かかった費用を少なくする必要がありますね。
サラリーマンの給料を増やすためには、会社の利益を減らさなければなりません。
このことが、 わたしが利益のために働いているとは、かならずしも申し上げられない理由です。

 会社の利益は一定でよいと仮定しますと、売り上げを伸ばせば、かかった費用を増やす事ができます。
すなわちサラリーマンの給料を増やすことができます。
でも、「会社の利益は一定でよい」、そんな会社はありませんね。

 「会社の利益が増えると国民の生活が良くなる」はまちがいです。

産業が発展すると、国民の生活は良くなる。
これが正しいと思います。

 多くの若者が、本人の意志に反して、正規の社員ではなく、派遣やパートで働いています。
短期間の雇用と低賃金、それが企業のねらいです。


 こんな事をしていたら、日本の産業は一時的に持ちこたえても、やがては衰退しますでしょう
なんとかしなければならないです

公共事業、利権、汚職、入札、談合、逮捕、そして民営化

 郵政民営化には私はもちろん大反対です。  
 郵便局の利益は国の金ものです。「民営化すれば税収が増える」なんて、それは理屈がおかしいです。
 無駄に使われているのなら、国民の総意により国の金の使い道を正すべきです。
 国民は主権者ですからそれが可能なはずですよ。  

 民営化すれば私企業の金になります。私企業の金の使い道は、大金持ちの大株主でない限り、一国民には私のような一庶民にはもはやどうにもなりませんね。  
 国営では利権を漁る議員や天下り官僚の食い物にされてしまうから民営化に賛成だという人がいます。
 でもですね、その利権議員の親玉が、郵政民営化推進の張本人ではありませんか?どこかおかしいんちゃいますか。

 郵便貯金は、庶民が、百円、千円、一万円という単位のお金をこつこつ貯めたお金です。国民の手に取り戻しましょう。
間違っても大金持ちや大企業に渡してしまってはダメですよ。


 (わたしが見た悪い夢。ご参考までに、「おかしさ」の解明です)

大金持ちさん
   国がダムや道路、大型開発プロジェクトですね。
   そういうものを作ると、儲かりますね 
   昔のように「濡れ手に粟」というわけにはまいりません。
    「入札」ですからできるだけ安くしないと・・・・。
    方法がないことはないですけどね。
    でも、最近は、それもしづらくなりましたよ。
    談合?そんなめっそうもございません。
    人聞きの悪いこと言わないでください。 
     とほほほほ。(汗 大汗)  ・・・・ 

    ですから、かねがねお願いしておりますように、、、、、
    お金が、一旦、お国のお金になってしまうと、
    やはりそこにはいろいろな制約というものが発生して参ります。
    したがいまして、早い話が、
    そういうお金は、国とか公とかそういうところに入るのではなしに、
    そういう制約のないところに、・・・・・
    要するにでございますね。
    最初から、民間でお預かりさせて頂くともうしますか、
    国とか、公とか、ソウイウトコロに入るのではなしにですね
    なんとか、はじめから、ですね。
    民間の、官ではなく、民間の民間の活力ですね。 
    最初から民間の資金ということにして頂くことが できましたならば、 
    これは、もう最も嬉しく、喜ばしいいことではないかと・・・・
  
    
    かように思う次第でございますが・・・・・。


*私は、国民は、けっして騙されませんぜ。

とりあえず目の保養

男にとって女性の肌は、いえ、言いそこ間違いです。私にとってあのひとの肌はたいへんきれいで世界一魅力的です。写真はプラハの町です。世界中で一番きれいな町のひとつです。

プラハ城から

JR西日本 福知山線電車脱線転覆事故について2

今の電車の運転士は運転室に一人で乗務することがあたりまえになっているが、かつては運転助士という立場の人が同乗していた。
飛行機の副操縦士のような存在である。運転助士を何年か務めた後、勤務成績優秀な者が選抜されて、教育訓練を受け、試験に合格して運転士になった。

 蒸気機関車の場合、機関士と機関助士と呼ばれる。機関助士は普段は、いわゆる、「アクセル」や「ブレーキ」は扱わない。それは機関士の仕事である。機関助士には、釜に石炭をくべて蒸気を作るという大きな任務があった。
先輩である機関士と後輩である機関助士がチームを組んで、二人三脚で列車を動かしていた。
その過程で、若い機関助士は、先輩である機関士にさまざまな運転技術をはじめ、鉄道マンとしての生活の仕方のようなことまでみっちりたたき込まれた。


 現在は、技術が発達して、運転士一人で運転ができるようになった。
しかし、夜間勤務明けの翌日は注意散漫になりやすい。気になることがあれば運転に精神を集中させられない。ダイヤから遅れが出れば焦る。制限速度を超えるスピードでカーブに侵入すれば脱線事故につながる。これらのことは、昔も今もなんら変わらない。

現在の若い運転士は、先輩運転士の貴重な経験に基づく指導を、十分に受けられなくなっているのではないかと私は思う。

JR西日本 福知山線電車脱線転覆事故について1

大きな鉄道事故が発生しました。
かけがえのない多くの尊いいのちが、奪われてしまいました。私は国鉄時代から通勤・通学に東海道線を毎日利用しています。けっして他人事ではありません。また私の父は国鉄職員だったので悲しく残念です。
気になる点と私の思いを列記します。

【スピードアップ】

 私の利用している区間は、昔は各停で23分かかった。間に新駅が2つできて、26分かかるようになった。
 昨年春のダイヤ改正で、23分に戻った。旧型電車は使われなくなり、軽量で大出力モータを搭載した高性能電車による運行速度の向上が図られた。
 各駅の間は、めいっぱいのスピードで走行しているように思われる。
 快速・新快速電車も通過駅付近ではかつては速度を落としていたが、昨年のダイヤ改正以降は、減速することなくフルスピードで走っているように見受けられる。

 普段からめいっぱいの速度で走っているので、もし運行に遅れが生じた場合、遅れは容易に取り戻せないのではないかと思う。実際にダイヤが遅れている時が多くなった。
 遅れを回復するためには、めいっぱいの速度を超える高速を出す必要がある。すなわち規定に違反するスピードオーパをしなければならなくなるのではないか。

【R300のカーブはきついカーブだ】

 R300カーブはたいへん急なカーブである。直線距離で約400メートル強で先頭車両が90度向きを変えるきついカーブだ。東海道線には、駅構内、ポイント部分などを除いて、名古屋-姫路間には存在しない。かつて京都からの山陰線の保津峡のところにあったが、今は改良されている。

【ホームの駅員の配置が減った】

 昔は、たいていのホームには赤い旗をもった複数の駅員さんがいて、列車が到着・発車するたびに安全確認をしていたが、今は大きな駅を除いて、ホームに駅員さんがいない駅が多くなった。
駅員さんは、改札の外で、icocaカードの販売に精を出している。
会社は、乗客の安全を第一に考えているのか疑問だ。
今度機会を見て、「そんなことしとらんと、ホームに出てて列車運行の安全確保につとめたらどうか。鉄道の第一の使命は何か言うてみ」と意見してやろうと思う。
私の自宅のある駅では、事故のあと、JR西日本社長の「お詫び」の張り紙が掲示された。同時にその周辺にあった、春夏の旅行のパンフレット陳列ラックが撤去された。一応、認識は持っているのだと思った。

【遅れてもよいか?】

 ある大新聞の一面のコラム欄に、安全のためなら所定のダイヤから遅れても良いと書いてあった。私はそうは思わない。

ダイヤは列車の安全運行のためにある。ダイヤの乱れは事故の原因になる。
回復運転は乗務員の義務である。10秒でも遅れたら回復運転につとめなければならない。乗務員には厳しく教育されている。これ自体は良いことだと思う。 容易に遅れを回復できないような時間的余裕のないダイヤを余裕のあるダイヤに改めて、ダイヤ通りの定時運行をすることが、安全確保のための第一条件であると思う。

社内のある関係 スキャンダル

 4月から、私の仕事の担当範囲が変わったので、関係者に挨拶回りに行ったとき、社内のあるスキャンダル話を耳にした。
部長と主任の男女の関係である。部長は55才くらいで、背も高くお腹も出ていない、おとなしい清潔な感じで、どちらかと言えば女性の好むタイプ。私とは仕事上のつきあいがあった。女性のほうは35才を過ぎたくらいの人妻。彼女のご主人は同じ会社の管理職で、職場は同じ構内にあるが、事業部門が異なっているので建物もかなり離れている。私はご主人のほうに何回か書類の作成を依頼したことがある。真面目な対応をする人という印象があった。

 スキャンダル話しによると、部長と主任は、職場の忘年会、歓送迎会のごとに一次会の途中で抜け出して男女の逢瀬を重ねていたらしい。部長と主任が、揃っていなくなることが多いので不思議に思っていた人が多くいたらしい。それでも噂だけなら否定すればよい。 しかし、二人の甘く切ない関係は、センセーショナルな形で、他人の前に明らかにされた。

 どのような方法で二人の関係を知ったのかはわからないが、事実をご主人が知ってしまった。
ある日、社内の勤務時間中の事務所内で、ご主人は、部長の前に立ち、多くの人の目の前で、ご主人は部長を殴ったのである。
想像しただけで、背筋がぞっとする修羅場だ。
その後、部長はただちに海外の子会社に出向になった。相手の主任は、元通りの部署で普通に勤務を続けている。
二組の夫婦の関係がどうなったのか、私の知るところではない。

 「恋愛は自由競争で、良い悪いの問題ではない。」「好きになってしまったら仕方がない。」と言われている。
しかし、自分との恋愛が原因で、相手の幸せを奪うことになったとしたら、それでも恋愛は悪くはない、仕方がないと言い切れるのだろうか。私はたいへん疑問に思う。
配偶者以外の異性に惹かれる気持ちはよくわかる。寂しいこともあるだろう。それは私も同じである。
配偶者と別れて恋人と新しい幸せを掴む気がない場合は、我慢して、我慢して、我慢し続けることができるのならそれが一番良い。 もし、恋愛してしまったら、隠して隠して隠しとおすことが一番重要である。
隠すためなら、相手からもらったプレゼントを、もらったその日のうちに二つにちぎって川に流してしまえるくらいでないといけない。 隠しきれなくなったら、無期限に交際を中断することも必要だ。まさに鬼のように。

部長と主任は、鬼のようではなく優しい人たちだったということだ。平穏な生活を取り戻して欲しいと思います。

ある中学一年生のいのち

 一昨日の19時頃、私の住んでいる小さな田舎町で、痛ましい事件があった。この春に中学生になったばかりの男の子が、友人とマンションの廊下で遊んでいて、12階から転落死したのだ。なぜ転落したのか真相はまだわからないが、同級生たちの話しでは、たいへん活発な男の子であったそうである。かけがいのない一つのいのちが失われてしまった。まだこれからの長い人生、したいことはいっぱいあっただろう。彼の無念さ、親御さんの悲しみを思うと涙が出る。

憲法九条を改悪して、日本の軍隊が外国で戦争できるようにするべきだという人であっても、人のいのちや平和は大切だと言う。 「国民のいのちを守る」ためだと言う。その考えは矛盾しているのではないかと思う。戦争になったら、多くの人のいのちが奪われる。自然災害や不慮の事故で亡くなるのではない。人間が人間に武器の照準を合わせて故意に引き金を引くのである。国家による殺人が、公然と行われるのである。

 外国で日本の軍隊が戦争することによって、なぜ人のいのちが守れるのか、戦争が平和なのか。
人のいのちが大切だと思うのなら、平和を大切だと思うのなら、もう一度考え直して欲しいです。

社内のある関係 私の場合

 私には、社内に、切っても切れないメールフレンドが一人います。

会社にメールシステムができて以来だから、かれこれ10年近くなります。
女性で8才年下で独身。メールをやりとりするだけの完全なメールフレンド。3月まで同じ会社の構内の、かなり離れた場所の違う建物にいたので、2年間ずっと顔を見ていないし、電話もないが、4行ほどのメールだけは、ほぼ毎日くるという、妙な間柄。
何度かお食事に誘いましたが、全部「いやです」とはっきり断られてしまいました。

メールだけでも何年も続いているから、相性は合うらしい。
正直言いまして、彼女の気持ちはよくわかりません。
ということは、その相手方である私の気持ちも疑問だということになりますよね。

伊東が応援する演歌歌手

 演歌
 それは、ある年代以上の人か、もしくはごく一部の人が楽しむものであるといった雰囲気があるが、私は演歌が好きだ。
NHKの歌謡番組、「NHK歌謡コンサート」と「BS日本のうた」は、欠かさず見ている。毎回録画して、何度も繰り返し見る。
4月から地元で地上デジタル放送が開始されて、NHK歌謡コンサートがハイビジョンで見られるようになったのが嬉しい。
 一番興味があるのは、新人歌手の歌である。昭和の時代に比べると、デビュー早々から大人の心を魅了する大型新人は少なくなった。
とはいえ、新人歌手の一生懸命な姿には毎回深く心を打たれる。「頑張って、紅白歌合戦に出てやぁ」と声援を送る。
 演歌歌手にとって、紅白歌合戦出場は大きな目標である。


 その中で、私が今、特に注目している新人演歌歌手がいるので、ここに紹介させて頂きます。

それはテイチクレコード、北島音楽事務所所属の、「山口ひろみ」さんだ。

彼女は小柄で身長は150cmに満たないらしい。にもかかわらずパンチのある歌声は、繊細でなめらかで、歌唱力抜群ある。
演歌に小節は不可欠であるが、勝手に声をゆらゆら揺らせば良いというものではなく、音程とリズムが一致している必要がある。
彼女の小節は天性のものか努力によるものかわからないが、それは一流である。
大きな口を開いて力一杯歌うところ、たいへんまろやかな鼻音の響き。新人歌手の中では彼女の歌声は群を抜いて魅力的である。
また、私の仕事場の近くにキャンパスのある、立命館大経営学部卒業ということも、応援したくなる理由の一つだ。私が通勤するのと同じ道で、通学していたのに違いない。
 

彼女の最新の売り出し中の歌は「一生一代」(いっしょういちだい)。 もし機会があればみなさんも聞いて欲しいと思います。